泣き笑い

第３回　こんな日も、ある。（1998.テレビ愛知オープン）

今まで（って言ってもたった２回だけど(-_-;)）過去の思い出を語ってきたんだが、今回は今日起こってしまった事を書こうと思う。それくらい、強烈だったのだ。

エルウェーウィンとランニングゲイルに会うために中京競馬場へ行くことは、前日に決めていた。ところが金曜日にビデオを借りてしまい(^_^;)、見終わったのは午前６時。 睡眠時間が足らないと倒れてしまう人間なので、寝ずに行くわけにも行かない。仮眠を取ろうと横になり、起きたのはお約束通り昼過ぎ(-_-;)　慌てて着替えてお昼御飯を食べ、 乗った電車が走り出したのは、午後２時１４分だった。やばい。間に合わないかも知れない。ゴメンよエルウェーウィンにランニングゲイル。心の中ではそう思っていたが、 電車が中京競馬場前駅に到着したのは午後３時５分過ぎ。間に合うかも！　飛ばすと終いがバテて保たないので(^_^;)、早歩きで競馬場を目指す。

もう10Ｒが終わっている（爆）　って事は、もうパドック回ってるじゃんか！
カメラを取り出しながら、ここは流石に走ってパドックへ。最前列は当然ながら取れず、前から４番目くらいのところでカメラを構え、 ひたすらエルウェーウィンとランニングゲイルを撮る。ランフォザドリームやファンドリリヴリア、コメットサンなんかも撮ってたっけ。しかしブレーブテンダーよ、 君は確かシーキングザパール嬢のライバルだったのでは・・・(-_-;)

おや？　ランニングゲイルが誘導馬の控え厩舎へ向かってるぞ？　どうしたんだゲイル。現時点では、この時何が起こったのか知らないんだけど。
でもって「とまぁ〜れぇ〜」。まだゲイルは出てこない。珍しくパドックに姿を現したタケユタカが笑ってるところを見ると、故障とかではなさそうだ。 他のお馬さんもとことこ地下馬道へ消えていく。・・・あ、出てきたゲイル。丁度エルウェーウィンが地下馬道へ向かうところで、カメラ的には美味しいシーン(*^^*) カメラと言えば、エルウェーウィンが私の真ん前で止まってくれたのも嬉しかったなぁ(*^^*)　まぁ本題ではないんだけど。

パドックからお馬さんが消えると、またしても慌てて走り出す。馬券を全く買ってない。せめて単勝くらいは買わねば。
馬券売り場へ入り、オレンジの投票券（流し・ボックスじゃない方）を掴んだまではいいが、今度は鉛筆がない(-_-;)　いつもは持って来てるのに、焦ったかな。 置いてあるところを探す余裕もなかったので、窓口でおばちゃんに借りた（笑）　実はこれが『魔法の鉛筆』であったのかも知れない。
『単勝の４（ゲイル）、12（エルウェーウィン）を\100ずつと４−12の一点を\500』と塗って発売機へ放り込む・・・・ん？　今『複勝』って出なかったかゲイル。 しまったと思ったが、最早直す術はない。窓口へ行っておばちゃんに言ったら変えて貰えるんだろうか？　やった事ないから知らないけど。まぁ\100だからいいや、 後で買い直そう。と思ったところ、次に出てきたのは『４−13』の馬連\500・・・・・ｶﾞｧﾝ(ﾟoﾟ)　なに塗り間違えてるんだよ(-_-;)

要らん金を使ってしまった・・・少しトホホな気分で本馬場へ。13番って、どんなお馬さんだったかなぁ・・・白と青のメンコしてたお馬さんだっけ？　10〜15番あたりは、 エルウェーウィンとたまにファンドリリヴリア（11番）しか見てなかったので、殆ど記憶にない。名前も覚えがないくらいだから、人気もきっとないんだろう。 買ってしまった馬券は、一応何があるか分からないから持ってはいるんだけど（当然、その後で４−12を買い直した）、当たらないであろう事は覚悟出来ていた。
レースが始まる。エルウェーウィンは最後方。定位置である（笑）　ゲイルは途中で見失ったが、すぐに見つけ出した。黒いお馬さんは、目立っていい（笑） 　前の方にコメットサン（頑張れカク地o(;_;)o）や・・・あ、13番のお馬さん、逃げ馬なんだぁ。
大した感慨も抱かず、視線はエルウェーウィンを追う。珍しくターフビジョンを殆ど見てない。３コーナーから４コーナー、そして直線へと固まってなだれ込んでくる馬群。 前から見ると、エルウェーウィンが何処にいるのか分からない(^_^;)　ここでようやく視線はビジョンへ。そして唖然。
抜かれまくって最後方へ下がったコメットサンとは対称的に、13番が先頭を走っている。中京の直線は短いぞ。これはもしかして、行くのか？　そう思った瞬間、 反射的に探したのはゲイルだった。伸びてきてはいる。だけど２番手集団は混戦。届くか！？
先頭で13番君がゴール。ゲイル、わーずーかーにかわしたか？　と言うところがゴールだった。

・・・当たっちゃったよ、塗り間違えた馬券。しかもふたつとも（爆）
ドキドキしながら払い戻しのアナウンスを待つ。オッズなんか全然知らない。初めに買うつもりだった（後で買い直した）エルウェーウィン−ランニングゲイルのオッズだって、 さらにはエルウェーウィンやゲイルの単勝人気だって知らないんだもの。
ピ〜ンポ〜ンパ〜ンポ〜ン♪　『お待たせ致しました。第11競走の、払い戻しをお知らせ致します。単勝・・・』

13番君の名前は、『アンブラスモア』と言うんだって。覚えとかなきゃ(^_^;)
つー訳で、今回塗り間違いで大金を手にした女の話でした（笑）
おそらく明日のダービー、私の予想は当たらないでしょう。そうそう調子のいい話が続くわけがない(･_･)

1998.6.6.